B:今の私に必要なことを教えてもらえますか?
ミ:父親が瀕死の状態でここへ運ばれてきた時に神官の指示で私が看取ることになった。
B:あ、対話(1)に出てきたベッドに横たわっていた人はやはり父親(今生での私の父親)だったのかも。はじめにそう感じたけれど見ない振りをしてしまいました。
ミ:見ない振りをしていると魂は納得しない。
ミ:かつての恨みを抱えた自分はもう超えていた。ベッドには、ただ一つ、魂があるだけだった。
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B:ヒーリングについて教えてもらえますか?
ミ:ここには戦争で負傷した兵士達が大勢運ばれて来る。治ることはない。ただ別れの時を待つだけだ。その傍らに居ることが私にできるヒーリングだ。
ミ:理不尽に命を奪われる戦争がなくなることはない。何度も何度も戦争の愚かさに気づくことが人間には必要なんだ。魂は成長し続けなければいけないし、許し続けるしかない。君も身に覚えがあるだろう。
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(ベッドに横たわった兵士との別れ際。実際にヒーリングをしている場面を見せてくれた。)
ミ:誰かに伝えたいことがあれば、私をその人だと思って話してください。
兵士:僕には小さな弟がいるんだ。愛してる、愛してるよ。もっとたくさん抱きしめたかった。色々なことを教えてあげたかった、ごめん。愛してる。ただ、それだけなんだ。
(兵士は亡くなった。)
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B:どのようにしてヒーリングを学んだのですか?
ミ:神官がやっていることを見て学んだ。ヒーリングはこうあるべきとか、そういう類のものではない。本人の意志に関わらず、準備が整った魂から順に導かれて行く。なぜ君はヒーリングについて尋ねるんだ?
B:(ドキリとして、ここに至るまでのことを思い返してみた。)